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Balthusと再会

2012年 07月 04日

ニューヨークのミッドタウンのMoMAによってみました。モマには近代の傑作が集結している。絵画のスペースにてまたまたピカソやマチス、加えてニューヨークスクールの作家たち、そして大好きなフランシス・ベーコンやBaltus(バルテュス)と再会。Balthusは若い頃、ほんとうに大すきだった。今でも尊敬する画家の一人。彼は「画家は自然の音を奏でる楽器にすぎない」なんてね言っていた。言ってみたいものですね。
今回はBalthusを今一度じっくり観てみる。ここにあるのは以前も何度か目にした「街」The Streetという作品。絵具は意外と薄塗りだ。Balthusという人は面白い。普通は作家は、年輪、年を重ねるに従って絵具は薄く無駄の無い印象の筆致になっていくような進展をよくみる。でも彼は年を追うごとにこってりガッチリした絵肌を形成していく。その絵肌と、独特な形態がマッチしてより強烈な印象になっていくのだ。この絵は、初期作品、薄いがしかし、よく見ると美しい地塗りが施されているようだ。画面の下の方から品のいい褐色のプライミングが覗いている。1933年の作品。当時モダンでもやはりヨーロッパの作家はそんなところがきちっとしているというか、とてもシャレている。画面全体からじんわり放射する地塗りの効果にうっとり見入ったBalthusとの再会でした。
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by ogatajun | 2012-07-04 23:44 | Comments(0)