Art works of My grand father 記憶と記録/生き続ける祖父のアートと記憶
2012年 12月 10日
来年の発表をひかえ、毎日制作する日が続く。アトリエは試作品や完成品、失策シリーズで埋まっていく。アトリエを整理しながら、程度のよい作品は撮影する。撮影する事で心の中でなにかが整理されていく。アトリエは制作と記録の場だ。そんなときにふと祖父を思い出す。
彫金師だった祖父は完成した作品を肉摺で残す。子供のころ祖父のアトリエに行くと時々タールの臭いがしていた。懐かしい臭いだ。出来上がった彫金をタールで覆い、薄紙に手際よくバレンで転写する。そんな光景が懐かしく目に浮かぶ。私の手元に残っている作品は僅かだが、懐かしい肉摺は数十枚に上る。花鳥風月、龍や虎、クジャクもある。作家は作品を記録する。記録は未来につながるものだ。アトリエでの作業で蘇る記憶。
彫金師だった祖父は完成した作品を肉摺で残す。子供のころ祖父のアトリエに行くと時々タールの臭いがしていた。懐かしい臭いだ。出来上がった彫金をタールで覆い、薄紙に手際よくバレンで転写する。そんな光景が懐かしく目に浮かぶ。私の手元に残っている作品は僅かだが、懐かしい肉摺は数十枚に上る。花鳥風月、龍や虎、クジャクもある。作家は作品を記録する。記録は未来につながるものだ。アトリエでの作業で蘇る記憶。
by ogatajun
| 2012-12-10 23:42
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