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Scenic beauty ー日本庭園 ー Japanese Garden

2013年 02月 04日

この冬はけっこうなペースで制作していますね。毎日アトリエに出向くけれど、時々カメラやスケッチブックを持ってあちこち出かける。何もしないで帰る事もよくありますが、特折り庭園で時間を過ごす。
東京には比較的古い庭園がいくつかあります。アトリエのわりと近くに芝離宮、文京に小石川後楽園なども。後楽園は江戸時代初期に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷の庭として造り、二代藩主あの光圀の代に完成した庭園といいます。古い庭にはいろいろなみどころがあるけれど、それなりに整備されてはいても滲みでるヤレ感、趣がある。後楽園の琵琶湖を表現したと言われる大泉水は美しいですね。築山も美しく盛られ樹木の陰から現れる都会の景色もいいです。それからここには裏手にもう一つ小さな池もありここの飛石や石組みがとても美しい。いろいろなインスピレーションを頂きますね。巨大な色見本という感じもします。昔の人たち、とりわけ作庭師は石の表情や「心」を観てコンポジションをきめたとは作庭記にも記されるところ。水の流れ、曲水の表情など水、石、岩など、窮極の自然の形をもモチーフに自然の心を写し出した庭園の世界は自然の力を借り、またヒトの管理のもとに存続する。観て歩く庭園のために、自然の素材の中に人間の審美眼が入り、より際立った美しさを放っています。それは自然のままの野放しの美しさとは違う世界を構築しています。自然の世界を表現する平面の構成の中でも、説明して伝えることなく、そのような世界観、心に伝わる美しさをあらわしたいものです。
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by ogatajun | 2013-02-04 13:33 | Comments(0)