深夜の色

2013年 04月 13日

4月、毎年いそがしい月。今年はとくに5月に個展があるなかでバタバタしながらも丁寧に制作を続けてきた。例年ながら春はコンディションがよくない。加えて3月は制作も混迷を極め4月にはいり復調。いまは作品のタイトルを付けている。ところが不調時に付けていた画題がどうもしっくりこない。それを消したり書き直したり。変な作業をしている。今回は黒やグレーの作品を作っていた。黒といっても真っ黒じゃない。深夜、「夜遅い時間」のイメージ。タイトルには灰色や漆黒などいろいろな草案が浮かぶ。以前、庭園の緑っぽい池の色から利休鼠池というタイトルを命名。今回はもっと暗めの色。昔の人は夜半、夜中をどのよう現したんだろうか。?暗くなるとヒトの顔がよく見えない事から誰彼の刻なんていうシャレた言い回しもある。
万葉歌に「倉橋の山を高みか夜籠りに出でくる月の片待ちがたき」なんていうステキな歌がある。恋人を待つみたいな歌だろうか。夜ごもりとは深夜でしょうね。「夜籠(よごもり)」なんとも雰囲気あります。ということで暗い空気色を表現した夜籠池という絵が完成。
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by ogatajun | 2013-04-13 20:00 | Comments(0)