展覧会巡り〜絵画の力

2014年 11月 21日

この秋は、浪人時代からおしえを受けた先生をはじめ、学生時代にお世話になった先生方の展示が続いている。体調もほぼ万全に取り戻した昨日今日は展覧会を回ってみた。
今、浅草のギャラリーアビアントでは黒崎俊雄先生の個展。黒崎先生は私の最初の先生だった方。イタリアから帰られた直後、髪の毛をばらまいたような細い線を重ねてゆく仕事、キレキレの抽象絵画を制作されていた頃からの30年来の知己といえる先生。全くの抽象表現だった先生だが、いまは具体的な形象も画面に現れる。どんな画風でも、その線の強さは変らない。
先の9月には、芸大時代よりお世話になっている技法材料研究室で教鞭を執られていた佐藤一郎先生による展示だった。朝日新聞に毎週月曜に掲載されていた「俳壇歌壇」の挿絵の原画展。テンペラや油彩画・とはちょっと違ったこれもまた静謐な作業だった。
10月にはスクエア神田ギャラリーで、坂本一道先生の個展。なんといっても坂本先生からはやはり芸大研究室時代、実技や講義を通し、絵画のベースや、そのありように多くの影響を賜った画家であり先生だ。
そして昨日は、銀座のアートスペース羅針盤で開催中の歌田眞介先生の個展。先生も研究室時代お世話になった方だ。今回の個展は「常滑の思い出シリーズ」に2回目。すでに30回数以上、常滑へと通いその成果を発表されていた。ほぼライフワークになっておられる。
取り壊される前に描いた常滑の民家の描写は貴重だ。修復家としても知られた方だけに仕事の細かさはヘビー級だ。常滑の瓦の表現など観ていると目が回る。近い将来、常滑での展覧会もありそうな予感。その日は、最後にその足で銀座の日動画廊へ向う。こちらでは佐々木豊先生の個展だ。佐々木先生は同じ教育現場で同じく講師をされていることでも良く存じ上げている。明るい色彩に美しい花や女性を表現する良く知られた画風で有名だ。今回の発表では原発や原爆やテロ等の重い社会問題もテーマにしたシリーズも発表された。

しかし巨匠と言える先達の画家達は年齢を聞くと驚くほど若さに満ちあふれている。
どの作品も放射する絵画の力が私に迫ってくる。お会いするほどに進化を続け、そして若返って観える先生達。なんだか恐ろしい感じさえする。。そして私の行き先は‥まだまだ遠そうだ。
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by ogatajun | 2014-11-21 17:20 | Comments(0)