ドマーニ・明日〜座談会

2015年 01月 14日

先日、ドマーニ・明日展・国立新美術館で開催の座談会に行ってきた。ドマーニ・明日展は、文化庁の在外派遣研修という形で留学した人たちの成果発表の場だ。座談会の前には、在研で留学された方々のスライド発表会もあり、初めて見る画像はとても良い勉強にもなった。
この発表は、修復のカテゴリーで留学された方々のもの。陶器の修復では、フランスに留学した北野珠子さん、イギリスで古書の修復を手がけた野村悠里さん、そして金属の修復ではドイツに赴いた邊牟木(へむき)尚美さんが発表された。多彩な修復の技術。それぞれの想いとしっかりとした意思を持った女性たちの成果は傾聴に値するものだった。きわめて実践的な成果だ。その昔から修復の現場で活躍する女性は少なくない。しかし近年、女性の修復家の活躍は特に目覚ましい。
今回、座長の紅白の総合司会みたいな役割をされていたのは文化庁の調査官の真住さん。その他発表者を含め、スタッフの方々も皆さん女性。黒一点の私も昔、在外研修で留学したこともあり、この座談会のホストというか司会進行をさせていただいた。そしてこの座談会、定員オーバーするほどの人気だった。
座談会の前にアーティストたちの作品も拝見。これまたすばらしい展覧会だ。どれも優れた作品だったが、私はフランスに赴いたという関根直子さんの作品に目を見張った。シャープペンや世界中のえんひを使って描いているという絵画作品。こんなの観た事ない。集中力が作り出す作品は鉛筆画とは思えない見栄えだ。銀のような質感を醸す画面にしばらく見とれてしまった。
皆さんどこかで見た事のある活躍目覚ましい作家たち。刺激ある展示を観て、すばらしい修復家たちと出会った一日だった。とりあえず私の失言や大きな失敗もなく、無事に終わった座談会だった。ほっと一息。
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by ogatajun | 2015-01-14 23:50 | Comments(0)