Tran Trong Vu 展・東京六本木

2016年 05月 20日

ベトナム人の作家Tran Trong Vuさんの展覧会が六本木一丁目のTobin Ohashi Galleryで開催、オープニングパーティーが盛況だった。もうずい以前から作品だけは知っていた。やさしい雰囲気の作品は和ませる感じだけど、実はVuさんの作品は社会派といっていい側面がある。
Vuさんはベトナム国内ではしっかりとした評価を得て多くの賞受賞し、ハノイ藝術大学を卒業後、スカラシップで家族とともに渡仏して、制作の拠点をパリに移し、ベトナム国内の視点とはちょっと違った目線で、違った角度でベトナムの社会や、内面を皮肉もこめて表現しているという。「絵の、向こう側を観てほしい」というアーティストトークではさまざまな作家の想いを伺った。作品は、一見、粗末な材料にもみえる紙を使用している。しかしこのイレギュラーな感じの稲藁紙(ライスペーパー Rice stalk Paper)紙に描かれるアクリル絵具の、柔らかい色調も、すべて計算して使用されているという。柔らかい色の世界にVuさんの主張が隠れている。ベトナム国内に於いては、フランスでの表現が反統治的だと言われていると聞く。私には、ベトナムの事情がわからないが、政治的というより魅力的に描かれる人物やその表情は、異国情緒たっぷりな世界だった。
貴重な話の聞けた楽しい居酒屋での会話は優しい顔に似合わず、日本酒のやたらと強いベトナムのおじさんだった。
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by ogatajun | 2016-05-20 22:36 | Comments(0)