本牧の絵画館で。

2018年 10月 21日

岩田栄吉展-横浜本牧絵画館「フェルメールへの憧憬」内覧会にお招き頂いた。

画家はいろいろなものに影響されながら成長する。それは先達の作家からだけてはないが、今展の会場には岩田画伯が深く影響されたという作家が大切にもっていたフェルメールのポスターが飾られていた。もし、フェルメールの模写などがあったら是非に観てみたいものだ。大正、明治と黎明期の画家たちは模写を頼りに学んだ歴史がある。

学ぶというと、どうだかわからないけれど、私も十代二十代の若い頃に時々模写をして好きな画家になりきって夢中で描いた事がある。ピカソや、ブラック、ゴーギャン、またバルテュスなど様々な画集を見つめて写し取って描いてた。平面から平面へ移す作業はある意味で単純な作業だ。もちろん、偉い絵描きさんたちのようにはなかなか描けない。

私にとって模写は身近に描きたいものが無くなった時や、なんとなく心のバランスを崩した時、スランプな時期、模写は目的がはっきりした現実からの逃避術でもあった。模写しているその時だけは自分じゃなくなる様な感じだった。私は岩田さんが大切にした古いポスターを眺めながら遠い昔の自分を思い出していた。

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by ogatajun | 2018-10-21 23:16 | Comments(0)