人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2023年 02月 28日

あす、開幕します。東京大空襲・記憶の色を保存する「炎と灰のモンタージュ」尾形 展 

Save the memorized color of Tokyo air raid

202331日(水)~  49日(日)  於: 原爆の図丸木美術館https://marukigallery.jp/6227/

今回の展覧会はいつもの新作展とはちょっと違った発表となります。

私の母が七十数年前に体験した東京大空襲の景色の色を絵具で再現するというもの。それは風景画?ではなく記憶に残る色を掘り起こすという作業でした。母に向き合いながらのスケッチから始まり、炎の赤をいつもの絵具で試作、サンプルを制作していきました。また炎で焼けた東京の灰色を、炭や煤によって表現していきました。それらはまさに空襲被害の色見本創りとなりました。過去の戦果をくぐり抜けた母と、画家になったその子供による展覧会です。是非会場にお越しください^^

明日から開幕!原爆の図丸木美術館_a0250454_22520772.gif


# by ogatajun | 2023-02-28 22:45 | Comments(0)

2023年 02月 24日

カタログが美術館に到着しました📙。今展の全てが記されているカタログです。東京大空襲戦災資料センターや、東京都慰霊協会よりご提供いただいた資料も網羅しています。宜しくご高覧下さい。
東京大空襲・記憶の色を保存する「炎と灰のモンタージュ」原爆の図丸木美術館3月1日より。https://marukigallery.jp/
展覧会カタログ_a0250454_23031175.jpg


# by ogatajun | 2023-02-24 22:59 | Comments(0)

2023年 02月 14日

東京大空襲・記憶の色を保存する「炎と灰のモンタージュ」原爆の図丸木美術館
今回のいわゆる戦争の絵画を制作するきっかけは、私の主宰する修復工房で以前、戦時中の絵画作品の修復に注力したことがあり学会なのでも発表してきました。そのリサーチの中で戦時下の記憶の価値を見出しました。それは母親の記憶を残すことにも繋がりました。丸木位里さん、俊さんの原爆の図は以前に作品の修復にも関わらせていただきましたが、今回は、お二人へのオマージュとして原爆の図を間近で見た制作手法から、使用された墨、炭、煤などの色材を用い灰色の東京の色相を表現しました。それは具体的な景色ではなく、色の記憶を留めようという試みとなります。原爆の図の諧調の表現を改めてよく見ると、今回初めて拝見した、先に学芸員の岡村さんよりご紹介いただいた抽象的な位里さんの作品不思議ではなく、抽象的な要素もちりばめらており、お二人の残した稀代の絵図から、まだまだ新しいエピソードを知ることができると感じた今回の企画でした。「焼失代田橋・鉛色ノ図」#東京大空襲#原爆の図丸木美術館蔵 #戦時下 #展覧会情報 #

母の記憶と戦火の記録_a0250454_23384355.jpg



# by ogatajun | 2023-02-14 23:34 | Comments(0)

2023年 02月 10日

東京大空襲・記憶の色を保存する「炎と灰のモンタージュ」尾形 純 展 
Save the memorized color of Tokyo air raid
2023年3月1日(水)~  4月9日(日)  於: 原爆の図丸木美術館https://marukigallery.jp/6227/
今回の展覧会はいつもの新作展とはちょっと違った発表です。
私の母が七十数年前に体験した東京大空襲の景色の色を絵具で再現するというものです。それは風景画?ではなく記憶に残る色を掘り起こすという作業でした。母に向き合いながらのスケッチから始まり、炎の赤をいつもの絵具で試作、サンプルを制作していきました。また炎で焼けた東京の灰色を、炭や煤によって表現していきました。それらはまさに空襲被害の色見本創りとなりました。
少女だった母の恐ろしい記憶の物語に、挿絵のように寄り添う色の記憶。この制作のきっかけとなったのは私の主宰する修復工房で、以前、戦時下に描かれた絵画の修復に注力した経緯からでした。会場ではそのような物語にも触れながらご覧頂きます。原爆の図丸木美術館での展示は、実は3回目の発表となり、今回は初めての個展になります。いつものパブリックアートの赤ではない炎の紅を、是非とも会場で観てください。どうぞ宜しく。
炎と灰のモンタージュは。。_a0250454_22315590.jpg



# by ogatajun | 2023-02-10 22:30 | Comments(0)

2023年 01月 31日

展覧会のご案内です。今年は美術館での展示が続きます。まずはこの春に開催される展示から
。東京大空襲・記憶の色を保存する「炎と灰のモンタージュ」尾形 純 展 Save the memoraized color of Tokyo air raid
https://marukigallery.jp/event/
2023年3月1日(水)~  4月9日(日)  於: 原爆の図丸木美術館にて。戦争絵画の展示になります。先の太平洋戦争に翻弄されながら生き、東京大空襲の炎を目撃した私の母の証言をもとに、その記憶の中にある炎、記憶の色を再考、再現し絵画におこした展覧会。当時、小学校3年生だった少女時代の母が疎開先から見たという、3月10日の東京大空襲。恐怖の光景を、真っ赤な夜空の記憶を丁寧に描きおこす試みは、風景描写ではない、その記憶の色を残すための試みでした。
当時、丸木俊さんもその光景を目撃し、その衝撃的な様子を書き残しています。本展ではその事実にも触れながら、恐ろしい戦火と戦い、逃げ惑いながらも家族と共に生き抜いた母の実話をもとに制作。空襲そして灰となった東京までを描いたものです。いつもの禅ノ庭とは異なる、でもいつもの庭を描く手法で描いた「戦火の色見本」といえます。若い世代の人たちにも、是非見ていただきたい原爆の図丸木美術館に於ける展覧会になります。今展は空襲の記録を保存する、東京大空襲戦災資料センター、東京都慰霊協会のご協力も受けて実現した史実を背景にしながら構成した展示です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
春の展覧会_a0250454_21492353.jpg

春の展覧会_a0250454_21492942.jpg


# by ogatajun | 2023-01-31 21:44 | Comments(0)